2012年09月19日
作品紹介・染め付け
染め付けの磁器のお皿です。
染め付けとは、呉須と呼ばれるコバルト顔料の絵の具で
素焼きの肌に、絵付けをし、石灰透明釉を掛け、還元焼成した作品を指します。
中国では、青花とも呼ばれ、景徳鎮で作られました。
藍色の発色が、綺麗ですね。
この呉須にも、色々な種類がありますが、
この作品は、京呉須と呼ばれる有田で作られたものを使っています。
非常に綺麗な形のお皿ですが、
このお皿自体は、購入した素焼き品を使っています。
つまり、ここで作った物ではありません。
磁器製で、本当に薄く綺麗なお皿で、
絵付け教室など向けに、作られた素焼き品を購入しています。
24時間稼働の、工場で大量に作られていますので
びっくりする位安いですが、
札幌までの輸送費が、これまたびっくりする位高く、驚いてしまいます。
素焼き品は、非常に割れやすいため、専用のプラスチックコンテナに
入れて輸送します。
コンテナの蓋はなく、開放状態、つまり、むき出しで送られてきます。
このプラスチックコンテナも、買わなければなりません。
輸送コストが高くなるのも分かりますね。
2012年09月18日
作品紹介・和紙染め
非常にシンプルで、日本的な作品です。
細かな赤土で成形し、素焼き後、和紙を用い、葉の部分を染めます。
その後、筆で、枝などを書き込みます。
乾燥後、石灰透明釉を掛け、還元焼成します。
この作品、ちょっと薄すぎて、安定感がありませんが、
口辺の焦げ目、弁柄の絵の発色等、良い出来上がりです。
小皿とセットで作られましたが、
最初に書いたように、もうちょっと厚くければ、
変形もせずに、しっかりした作品になりましたよ!
一般的な傾向として、薄く作るのが良い作品なんだ・・・
というような感じを持たれている人が多いように感じます。
機械で作られる売られている食器は、薄く作られておりますが、
手作りの作品の場合、作られる作品の大きさ、形状によって、
厚さを考えなくては、いけませんね。
厚すぎるのは、余り良くはありませんが、
薄すぎるのは、もっと悪いですね。
作品自体が、変形しやすく、貧相に見えますね。
2012年09月18日
失敗は、成功の・・
これらの作品、一昨日、窯出しした作品です。
粘土は違いますが、釉薬は、青白磁釉。
この青白磁釉、本当に綺麗な色の釉薬です。
基本的には、磁器に掛ける釉薬です。
私の作品に使うための釉薬でしたが、いつの間にやら、
生徒さんに使われています。
この釉薬、厚く掛けることで、青白色に発色します。
薄ければ、透明釉ですね。
このため、色々と工夫して施釉していますが、
それでも、欠陥品は出てきます。
特に、この写真のように釉薬が逃げてしまうことは起きますね。
だいたい、両方の写真とも、同じような所に欠陥がありますね。
高台の角の部分、口廻りに・・。
一方。まったく問題なく、焼けることもあります。何が違うのか?
大きな原因は、釉薬の濃度が高くいこと、そして、それを認識した上の施釉の仕方ですか?
濃度が高いと、角とか溝とかに、しっかり入り込み密着しにくい。
また、口の廻りは、基本的に薄くできている。
薄すぎると、釉薬は厚く掛けられない。素焼きの作品の、吸水量が限界になり、
厚く掛けたつもりが、厚くなっていない。等々・・・
もっと、濃度を低くすれば、良いのですが、そうすれば、色が濃くならない。
教室の生徒さん用に、色は薄くても、より安定して焼けるようにすることも考えれますが、
今回のように、100%の欠陥。
私が悪いのか、
この釉薬、とりあえず、使用禁止にした方が、良いかも!
白い粘土に掛けると、貫入も入るし、
還元焼成しなければならないし・・・・本来、磁器用の釉薬ですから・・・
2012年09月17日
穴窯の作品
焼き上がった、穴窯の作品を、紹介していきたいと思っていますが・・
その前に、薪窯で焼いたように、電気窯で焼く方法もあります。
左の作品が、穴窯。右の作品が、電気窯。
一言で、その違いを言うなら、
これらの作品の持っている雰囲気ですね。作品からしみ出るような表情。
穴窯の作品は、100時間近く焼かれており、
火の粉を、かぶり続けたため、作品の表面には、その時間の積み重ねみたいな
表情が、現れていますね。
一方、電気窯の作品は、その時間の積み重ねによる変化は
望むべくも無く、やはり、単純な変化に乏しい表情ですね。
どちらが良いのか、悪いのかではありませんよ。
薪窯の作品。私は好きですね。
しかし、今回の窯焚きでも、時間と労力と費用と・・・
電気窯とは比較できません。
本当に、1年に何回も焚けることではありませんね。
今回、穴窯の経験をさせてもらったことで、
電気窯での焼き方も、もっともっと、色々と出来ることがあるように思っています。
2012年09月15日
薪窯の作品。出来上がりました
先月31日の夜から、4日間焚いた、旭川での穴窯の作品。
やっと、札幌に来ました。
この写真は、札幌陶人社で・・
この机に載らなかった作品も、たくさんありますし、
窯に入りきれなくて、素焼きのままの作品も、三十個程?
私の分でも、11個ほど、はみ出てしまいました。
焼き上がった、陶芸教室 ぶぁかぶぉんの47個の作品です。
今回の窯焚き、そして、作品の焼け具合。
かなり、良かったというのが、皆さんの意見みたいでした。
次回(いつになるか分からないですが)焼くとしても、今回ほどは
期待できないかも!
本当に、私はたった1日、しかも、短時間しか参加できませんでしたが、
4日間の窯焚き。薪割りに、前準備に、窯出し、後始末等々、
本当に、膨大な作業と、長い時間のうえで、やっと出来上がると言うことを
再認識しました。
確かに、1年に、何回も出来ることではありませんね。
手元に、作品が来ましたが、
これから、これらの作品のクリーニング作業が、またまた大変な作業が待っています。
2012年09月13日
作品紹介・鳩
庭に立ててあるポールに,差し込む鳩です。
真っ黒に焼けていますが、この上に色を付けるそうです。
小さな方の鳩、本焼きをするとき、下面がちょっと平らでなかったのか、
倒れてしまいました。
今晩は、本焼き。
還元焼成ですので、夜中の1時半から、還元用のプロパンガスを入れなければなりませんので
早く、寝ます。
2012年09月12日
雑草だらけになってしまいました。
家の前の,歩道にある花壇。
町内会の女性部の皆さんが,植えられた花壇。
水やりを,頼まれて,行っていますが、・・・
この夏の暑さ・・だけではなく、ちょっと忙しくて、
雑草だらけになってしまいました。
最初は,結構まめに,雑草を取っていましたが、
2週間ほど,忙しく、
気がついたら,雑草がぼうぼう。
今となっては,なかなか手を入れるのも,ためらいがちに。
水だけは,やっていますが、
雑草の方が.成長が早い。
仕方ないですね。
2012年09月08日
作品紹介・象嵌
やっと、涼しくなってきました。朝のコロの散歩。
半袖、半ズボンでは,ちょっと寒い位ですね。
今日は、薄手のジャンパーを着ていきました。
ちょっと遠出をし、約1時間歩きました。爽快な気分ですよ!
久しぶりに,生徒の作品です。
8月は、お盆等で,出席率も悪く、なにか、まともな作品があまりありませんね。
芸術の秋、9月に期待ですね。
Uさんの作った、象嵌の器です。小さな試作品を2枚ほど作って、確認してから作りましたので
この器は,本当に良く出来きてました。
よく、生徒さんから、こんな作品を作りたい。
こんな風に作ったら,どうなりますか。・・・とか聞かれますが・・
当然、自信を持って答えれることと、やってみないと、どうなるか分からないことがあります。
陶芸は、土の種類、成型の方法、釉薬の種類、掛け方、焼き方・・・等々
色々なファクターによって,出来上がります。
最初から,一発勝負で、作っても,結果として,余りよい作品は出来ませんね。
作ってみたいという意欲は,本当に尊重しますが、
やはり、良い作品を作り上げるには、小さな試作品で何点か作り、確認する・・
と言うプロセスは、考えてほしいですね。
2012年09月05日
スピーカー
陶芸とはまったく関係ありません。
約40年前に買った,愛用のスピーカー。
現在も、現役です。
今住んでいる家に来るまで、アパートとかマンション生活でしたの
ほとんど、大きな音で聞けませんでした。
やっと,心行くまで大音量で聞けるようになりました。
まあ、厳密に測定すると、劣化してはいると思いますが、
余りそういうことは気にせず、聞いています。
いまもあるかどうか分かりませんが、山水と言うメーカーのスピーカーです。
JBL製のスピーカーが、頑丈な木工調の箱に入っています。
スピーカー前面には、写真のような、七宝文様の木細工のガラリが付いています。
当時、入社2年目で、ボーナス全てをつぎ込んで買いました。
以後、転勤のたびに、持ち歩いていました・・・。
それにしても、随分長持ちする物ですね。
2012年09月05日
めがね!!!
今日も,30℃になりそうです。
写真は、我が家のハンモック。サンルームにあるため、冷房もなく、
最近は,まったく近寄っていませんね。
もう少し涼しくなったら、またお世話になりますが・・・
このハンモック、ちょい寝には最高ですね。
しかし、ハンモックは,結構大きく、場所を取りますよ。
普通の家では、なかなかつけられる場所はないでしょうね。
ところで、薪窯でダメになった眼鏡。
取り寄せるのに,1週間。
しかたがないので、古い眼鏡で代用していますが、
微妙に合っていなくて,四苦八苦しています。
パソコンに新聞、目が疲れます。
頭まで,狂いそう。
しかし、何で、こんなに時間がかかるのか。おかしくないですか。
2012年09月04日
電話とプロバイダー
携帯電話が、これだけ普及して、通信関係の環境が随分変わってきました。
NTTに、ずっとお世話になってきたのですが、
また、NTTの固定回線、何となく、無くしてしまうのが心配な気もしていましたが、
コストが安くなることもありますが、NTTには、色々と悪いイメージも増えてきまして、
この際・・・・auひかり電話に替えることにしました。
携帯も、7年ほど前に、ドコモからauに替えた経緯がありました。
携帯が,繋がりにくいことが原因でした。2年ほどで改善できるとのことでしたが
そんなに待てるわけがありません。
ついでというわけではありませんが、プロバイダーも、OCNから、BIGLOBEに替えます。
8年ほど、ホームページに公開していましたので、迷惑メールが増えて増えて・・
メールアドレスを変えればよいのですが、この際・・
この結果、電話、携帯電話、プロバイダー、セキュリーティが、全てまとめて、
一本の請求書にまとめることが出来ます。
しかも、トータルのコストも,安くなります.多分、通話料も安くなります。
めでたしめでたし。NTTさん、さようなら!!ですね。
昨日、工事も終わり、今月は,移行期間ですが、メールアドレスも替わります。
2012年09月03日
窯焚き・ハプニング
窯焚きでのハプニング。
めがねを掛けられている方も多いと思いますが、
私も40年以上お世話になっています。
昔は,ガラス製で結構重かったレンズ。
最近は,樹脂製で、非球面レンズとかいって、薄く軽くなりました。
そして、値段も高くなりました。
薪を窯に10数本投げ入れて、ふー・・暑かった・・・
戻ってきて,汗のせいか?何かぼけて見えます。
しばらくは、どうしたのか分からなかったのですが・・・
なんと、薪を投げ入れるときの、輻射熱でめがねの表面のコーティング層が・・
しわしわになっていました。
眼鏡屋さんの話。
いとも簡単に,良くあること・・と・・
めがねを掛けている皆さん、60℃程度の温度でダメになるそうですよ。
説明書を見せてもらいましたが、夏の砂浜とか暑い車内には置かないように・・と、書いてありました。
読まなかった私が悪いのか、この程度の温度でダメになるとは,まったく思っていませんでした。
レンズを替えて,まだ半年。保険はきくのですか??
残念ながら,無料と言うわけにはいかない。半額程度は負担だそうです。
しかし、一言位、使用上の注意として、言ってもらいたかったですね。
道内、最大手の眼鏡屋さん!
レンズが入荷するまで,1週間はかかると言うし、金はかかるし、
踏んだり蹴ったりですね。
シャワーなどでも、気をつけないと、ちょっと熱いお湯がでてしまったりしたら
皆さん、注意しましょう!!
2012年09月02日
薪窯焚き
昨日、旭川に,薪窯を焚きに行ってきました。
私と,陶芸教室の生徒の作品が,60点ほど入っています。
結構大きな穴窯で、31日の夜から4日間ほど焚く予定です。
薪を、10数本。10分から15分おきに,投入していきます。
真っ黒い煙がもくもくと立ち上がります。
とても、街中では出来ないですね。
私は,時間が取れないため,窯焚きは土曜日のみ
しかも、極めて短時間のみ参加しましたが、
やはり、泊まり込みでの窯焚きもしたいですね。
2012年09月02日
体験陶芸・プレート
31日、プレート(大皿)作りの,体験陶芸を行いました。
2,3人での,体験はありましたが、10人程度の団体での大皿の製作は初めてでしたので、
色々と準備が必要でした。
フリーハンドで、自由に形を作ってもらえば,簡単なのですが、
今回は、私も関係している会の体験陶芸でしたので、
それなりに、きちんとした形のお皿作りをしてもらいたかったので、
型も全て、新たに制作しました。
ちょっと、細かい作業も多くなりましたが、そして、私も出来るだけお手伝いして、
本当に綺麗なお皿が出来上がりました。
素焼き後、絵付けもしていただく予定になっていますが、
お皿の、最終的な、出来、不出来は、絵付けが全てですね。
多分、形は、それなりに綺麗に出来ましたので、
どんなお皿が出来上がるか楽しみですね。