2014年12月10日
作品紹介・お皿

大皿、いわゆるプレートですね。
このような、小分けできるプレート。
現在、10種類以上の型があります。
やはり、型がないとうまく出来ません。
ところで、この釉薬。
天然ワラ灰釉です。
陶芸教室をはじめた頃は、かなりの釉薬は自作していました。
そのための、材料・・長石類、灰、酸化金属等々・・今も、ごっそりありますが・・
生徒さんの要求もいろいろと多岐にわたり、自作では追いつかず、
いつの間にか、既成の釉薬に変わってしまいました。
一つの理由として、既成の釉薬の方が、安定して溶けることがありますが。
ただ、何種類かは、自作の釉薬も生き残っています。
中でも、この天然ワラ灰釉だけは、ずっと自作してきています。
天然ワラ灰は、精製品で、10Kgで4万円もします。真っ黒な粒子です。
このワラ灰の粒子の流れが、高級感を出します。
薄く掛けたところは、ほぼ透明釉。
厚く掛けると、白く発色します。
この作品はワラ灰釉だけですが、
いわゆる下の写真の朝鮮唐津の言われる作品にも使えます。
赤土で成形し、唐津飴釉を掛け、その上から ワラ灰釉を掛けて焼きます。
ワラ灰が、流れ落ちるように焼けます。
この作品も生徒さんの作品ですよ!
