2012年05月11日
作品紹介・抹茶碗
飴釉の抹茶碗です。Kさんが作りました。
Kさん、抹茶碗を作るのは2個目です。
どんな作品でもそうですが、繰り返し作ることで、
だんだん上手になっていきます。
楽茶碗風の、抹茶碗で、ちょっと小さめの茶碗です。
飴色が、抹茶を映えさせますね。
抹茶椀の世界には、その作り方に、色々な約束事があります。
私も、あまり詳しくはありませんが、
一応、それらしくは作っていますよ。
作り方は、玉作りによる手びねりです。
約700gの粘土の丸い塊から、作り上げていきます。
この作り方のおもしろいところは、
最初に取った粘土の塊だけで、大きな器にしていくところです。
粘土を足すこともなく、ひたすら、薄く、大きく延ばしていきます。
粘土は柔らかいので、なかなか、最初はうまくいきませんよ。
底の方から、無駄な土が残らないように、均一に延ばしていかないと
大きくなりません。
ある程度大きくなったら、型に被せて、少し固め、形を整えていきます。
翌週、削りの作業を行うのですが、
数種類の専用の削りの道具を使い、内外とも削ります。
この作業も又、ひたすら、削り込んでいきます。
抹茶碗作りは、本当に集中して、一心不乱の時を過ごせますね。
Posted by ch10822 at 09:24│Comments(0)
│趣味/陶芸