2012年05月07日
作品紹介・染め付け

伊万里とも呼ばれる、染め付けの作品です。
白地に、藍色の模様が描かれています。
もっともシンプルで、日本的な作品ですね。
皆さんの家にもきっと、何個かはあると思いますよ。
素焼きの肌に、呉須で絵付けをし、透明釉を掛け、
還元焼成します。
呉須とは、酸化コバルトが主成分の絵の具です。
今は、色々な種類の呉須が売られています。
藍色なのですが、緑がかった藍色、黒っぽい藍色・・・・・
本当は、真っ白い磁器土で作ると、鮮やかな色合いになるのですが、
この作品は、普通の白土で作っています。
呉須は、京呉須と呼ばれている絵の具で描いています。
5枚セットで作りましたが、このように、単純に線を描いただけなのですが、
実際に、描いてみると、かなり大変ですよ。時間もかかります。
教室の時間内では終わらず、自宅に持ち帰って、絵付けをしました。
普通に、電気窯で焼くと。ただ黒い色になるだけですが、
還元雰囲気で、本焼きすることで、鮮やかな藍色に発色します。
電気窯の還元焼成は、LPガスの炎を、電気窯の内部に吹き込み、
窯の内部全体を、一酸化炭素の雰囲気にして焼きます。
一酸化炭素。非常に危険な物質ですね。
換気に気をつけ、ある程度の頻度、側について監視しなければなりません。
電気窯は、全自動なのですが、還元焼成は、手動みたいなものですね。
大変です。あまり焼きたくない。本音!!
Posted by ch10822 at 16:39│Comments(0)
│趣味/陶芸