2008年02月09日
体験陶芸の絵付け

体験陶芸の絵付け
陶芸では、いろいろな絵付けの方法があります。一般的には、釉薬の下(素焼きの表面)に描く、下絵と、本焼き後の表面に絵の具を載せ、焼き付ける上絵があります。両方を行うことも出来ますし、上絵にもいろいろな手法があります。
体験陶芸では、ちょっと違った方法で絵付けをして貰っています。当教室では、体験陶芸は、赤土を使って行います。このためこの地肌に絵付けをしても、赤土(鉄分が多い)のため綺麗に発色しません。
写真は、小学生の低学年の子供の作品です。まず、素焼き後に白い釉薬を掛け、その上に、下絵の具で絵付けをしています。釉薬は白系のものでないと、赤とか黄色とかは綺麗に出ません。赤い色は、赤インク(焼くと消えてしまう)を薄めた液での、下書きです。このような方法を釉上彩と言いますが、黒い釉薬の上に、赤とか黄色の色を付けられる専用の釉上彩絵の具もあります。このような絵付けで注意することは、あまり厚く絵の具を塗らないことですね。釉薬が絵の具に吸い込まれ、ザラザラに焼けてしまうことです。本焼きすると、もっともっと、鮮やかな色彩になります。
Posted by ch10822 at 07:49│Comments(0)
│趣味/陶芸
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