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2008年02月01日

陶芸教室の設備の紹介・電動たたら機

陶芸教室の設備の紹介・電動たたら機

陶芸教室の設備の紹介・電動たたら機

陶芸を行うには、色々な設備が必要です。無ければ絶対に困る設備と、合ったら便利だなーという設備があります。焼成窯(電気、ガス、灯油式がある)電動ロクロ等は前者で、今日紹介の電動たたら機は、後者になりますか?「たたら」とは、粘土の板のことです。粘土の固まりを、板にする機械ですね。
しかし、私個人の見解としては、電動たたら機は、陶芸教室には絶対に必要な設備と確信しています。一つには、粘土の板を均一に作るというのは、結構、力も必要ですし、時間もかかります。年輩者、女性にとって、その負担が全くなくなります。大きなお皿なども簡単に作ることが出来ます。もう一つは、粘土を均一に締めることが出来ることです。一般的には、のし棒を使い、粘土を伸ばして作りますが、この機械で作る粘土の板は非常に均一に締まった状態の板が作れます。乾燥中の変形、本焼きでの変形をほぼ解消することが出来ます。現在、体験陶芸も全てこの電動たたら機で作った粘土の板で作っています。カップ類も、ご飯茶碗、ビアジョッキ等も全て、この機械で作る粘土の板から作り上げます。
従来は、150Kg以上の重たい機械しかありませんでした。木造の建物にはとても置けません。3年ほど前に、非常に軽量なこの機械が発売され、すぐに購入しました。併し、この機械にも問題がありました。普通の単相100Vで使えるようになっているため、一方向にしか動かないのです。3相200Vであれば、簡単にスイッチ1個で、往復に動かせます。100Vではそうはいきません。粘土の板は、何回もこの機械のローラーの間を通すことで作りますので、その不便さは大変でした。こんな欠陥商品売るなよ・・と言いたいですね。
仕方がないので、電気屋さんに相談して、はっきり写っていませんが、写真の窓際にある2本の電線の出ている、リレーボックスを作り、往復出来るように改造しました。4万円ほどかかりました。非常に快適に使えるようになりました。この機械の稼働率は大変高いです。生徒さんが順番待ちをしていますね。実は、このボックスにもチョット問題があるのですが、その辺の理由でメーカーは出来なかったのかもしれませんね。本当に苦労します。



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Posted by ch10822 at 16:35│Comments(0)
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