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日記・一般  |札幌市北区

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2007年10月26日

陶芸教室の作品紹介・織部

陶芸教室の作品紹介・織部

陶芸教室の作品紹介・織部

陶芸教室の生徒さんは、必ず一度は作る作品が織部ですね。一般的には、緑色の作品を指しますが、専門的には、もっと広い作品群を指します。織部とは、秀吉から家康の時代にかけて生きた茶人であり、大名でもあった古田織部から来ています。その形状と、独特の絵付けから人気があるのですが、現代でも多くの陶芸作家が織部を作っています。この作品は、結構大きな作品で、直径が40cmほどあります。Uさんが作りました。ある作家の作品を参考に作った物ですが、なかなか良くできました。織部の場合、緑色の釉薬をかけるため、白い土で作られますが、真っ白い土では、緑色が鮮やかすぎて、ちょっと赤土を混ぜた土の方が、落ち着きのある焼き上がりになります。また、作品の表面は、凸凹している方が、釉薬の厚みが変わり、変化のある仕上がりになります。このように作る織部ですが、一つ問題があります。それは、焼き上がると、表面に酸化皮膜が出来、曇った状態になることです。普通は、薄めた塩酸でその皮膜を除去するのですが、大きいとそうも行きません。今回は、表面を、バフ研磨して酸化皮膜を取り除きました。結構手間がかかりますよ。


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Posted by ch10822 at 17:51│Comments(0)
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