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日記・一般  |札幌市北区

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2006年02月20日

陶芸教室の作品紹介1

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今日から、陶芸の楽しさを皆さんに伝えたいと思います。主に陶芸教室の生徒さんがどのように作品を作っているのかを紹介したいと思います。

この作品は、象眼三島手の作品です。高さ26cm、直径15cmの花器です。結構大きいですよ。Mさんが3日間(3週間)かかって作り上げました。土は、当教室の再生粘土(次回説明いたします)を使っています。この粘土は、黒っぽく発色しますので、白い土で象眼すると非常にバランスの良い感じになります。
まず紐作りで、形を作っていきます。あまり薄くならないように、注意する必要があります。少しは私が手伝いましたが、ようやく形が出来上がりました。これを、発泡スチロールの箱に入れ、1週間保管します。時々箱から出し、堅さを調整する必要があります。特に、内部の乾燥を進めるため、ドライヤーを使い、特殊なノズルから温風を送り乾燥させます。・・生徒さんが来るまで、私が結構まめに手を入れているのですよ。二日目は、底を削ります。次に、本体に線を掘ります。ここまで、電動ロクロで行います。次に、いよいよ、木印を押しつけ、凹みを作っていきます。多分このくらいの大きさになると、1000回くらいは、印を押さなければなりません。かなり大変な作業ですよ。上の方から、押していくのですが、時間の都合もあり、下の方では、ちょっと荒くなってしまいました。あまり強く押すと、本体が凹んでしまいますよで、柔らかく、しかも確実に印を押していかなければなりません。
次に、凹ましたところに、白化粧土を塗り込んでいきます。2から3回。ここまでが二日目の作業になります。再度発泡スチロールの箱に入れ、削りに最適な堅さに1週間かけて乾燥させます。これも私がやらざるを得ませんね。
さて、いよいよ三日目。表面一面に塗り込んだ白化粧土を削っていきます。焼き入れした鋭いカンナで削っていきます。そうすると、一面に押した木印の形が白く現れてきます。荒削りをした後、一個ずつ、模様を浮き出していきます。
やれやれ・・・と言うことでやっと出来上がりました。
まだこれで終わったわけではありませんよ。これを、1週間ほど乾燥してから、素焼きを行います。そのご、サンドペーパーで、全体を綺麗に削り、透明な釉薬を薄くかけます。そして、やっと本焼きです。
まあ、大変な作業です。陶芸教室の生徒さんで、この大きさの作品に挑戦する人は少ないですね。まあ、この作品の場合、私の負担も結構大きいのですが、挑戦する人は歓迎しますよ。

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Posted by ch10822 at 18:22│Comments(0)趣味/陶芸
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