2013年02月26日
作品紹介・カップ
カップの内側を白く、外側は、色を付ける。
普通によく見るカップです。
この内外、別々の釉薬を掛け、綺麗に焼き上げるのは、
簡単そうで、難しい作業になります。
手抜きをしなければ、ぶぁかぶぉんでは、この写真のように綺麗に作れます。
ただし、それなりの道具がなければ、こうはいきません。
中塗りポンプ・・・釉薬を器の中だけに吹きかける道具です。
既製品もあるのですが、真鍮製の手作り品で、4万円もします。
色々考えたあげく、自作したのが、ぶぁかぶぉん特製の中塗りポンプです。

灯油の手押しポンプを改造して作りました。
200円で、作れました。
プラスチック製で、錆とか汚れにも強く、最高ですね。
ポイントは、吹き出る釉薬の速度を、最適にするため、
吹き出し口を、細く絞ることです。
写真のように、掛けますが、口の部分まで、しっかりかかります。
次に、器を逆さまにして、スプレーで、外側の釉薬を掛けます。
こうして、内側の釉薬と、外側の釉薬が干渉することなく、綺麗に掛けれます。
ちょっと手間はかかりますが、綺麗に焼けますので・・・
この中塗りポンプ。本州の陶芸家からも、まねして作りましたとの連絡が、
何件かありました。
作り方は、ホームページに公開しています。