作品紹介・和紙染め

ch10822

2012年09月18日 14:35



非常にシンプルで、日本的な作品です。
細かな赤土で成形し、素焼き後、和紙を用い、葉の部分を染めます。
その後、筆で、枝などを書き込みます。

乾燥後、石灰透明釉を掛け、還元焼成します。

この作品、ちょっと薄すぎて、安定感がありませんが、
口辺の焦げ目、弁柄の絵の発色等、良い出来上がりです。



小皿とセットで作られましたが、
最初に書いたように、もうちょっと厚くければ、
変形もせずに、しっかりした作品になりましたよ!

一般的な傾向として、薄く作るのが良い作品なんだ・・・
というような感じを持たれている人が多いように感じます。

機械で作られる売られている食器は、薄く作られておりますが、
手作りの作品の場合、作られる作品の大きさ、形状によって、
厚さを考えなくては、いけませんね。

厚すぎるのは、余り良くはありませんが、
薄すぎるのは、もっと悪いですね。
作品自体が、変形しやすく、貧相に見えますね。

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