2007年01月25日
青白磁のレリーフ
青白磁のレリーフ
前にも紹介したことがあったかもしれません。本当に綺麗なレリーフです。大きさは、縦20cmほどの小品ですが、何とも言えない雰囲気があります。青白磁は、昨年、私個人のテーマとして取り組んだものですが、生徒さんの作品にも、反映されるのは良いことですね。この作品は、60才台の男性が作りました。油絵もたしなんでいる方で、なかなかセンスがありますね。
このような作品は、磁器で作るのが最適です。一つは、磁器土は、非常に細かいため、完全に乾燥してからも、削ることができます。粘土の場合は、そうはいきません。このため、時間を掛けて、作品を仕上げることができます。それと、青白磁の釉薬は、真っ白く焼ける磁器土ではじめて、青白く発色します。水の色が青く見えるのと一緒で、釉薬の厚い部分がより青白くなります。このため、釉薬はかなり厚く掛けます。焼くことにより、釉薬が溶けて、溝の部分とか、コーナーのところに貯まり濃淡ができます。メインの灯油窯で、他の作品と一緒に還元焼成したのですが、電気窯で、青白磁用の焼成パターンで、還元焼成すれば、もっと青い色が強調され、もっとコントラストのある作品になると思いますが、そうも行きません。それでも、綺麗な色ですよね!
Posted by ch10822 at 07:15│Comments(0)
│趣味/陶芸
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