2010年09月21日
色合い
やきものは、釉薬(上薬とも)によって色を付けます。
この釉薬は、ガラス質で色々な種類があります。
艶有り、艶なし・・
透明、白、赤、ルリ、緑・・・
日本古来の伝統的な色から、現代的なパステルカラー調のものまで
それこそ、無限にあります。
おなじ釉薬でも、土の種類、焼き方(酸化、還元)、掛け方によっても、変化します。
あまり変化しないものもありますが・
陶芸教室では、当然、釉薬の種類は限られたものしかありません。
このため、それぞれ、色々工夫しているわけですが、
この写真の器は、白萩釉を全体に掛け、その後、織部釉を、霧吹きで掛けたものです。
霧吹きで、全体に薄く掛け、濃いところは、織部釉を垂らすことで作っています。
このように、今ある釉薬を組み合わせることで、ちょっと違った色合いを作り出すことができます。