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Posted by さぽろぐ運営事務局 at

2008年02月22日

鉄赤のマイカップ



鉄赤のマイカップ

陶芸の釉薬は、それこそ種類は無限にあります。自分でも比較的に簡単に作ることが出来ます。極端なことを言えば、裏庭の土を取ってきて、それを主原料に釉薬を作ることも出来ます。しかし、溶ける温度、どんな色になるかは、やってみないと分かりませんし、けっして綺麗な釉薬にならないことは確かですね。売られている陶器は、本当に綺麗な色の物がおおいですが、概して奥行きのある色合いは少ないですね。
この作品は、いわゆる鉄赤とかただ単に鉄釉と呼ばれている伝統的な釉薬です。弁柄(酸化鉄)により発色します。この弁柄は、釉薬に入れる割合により、黄色→赤→黒と変化していきます。伝統的な釉薬としての赤色は、この釉薬くらいしかありません。有名な辰砂釉は、いわゆる銅赤ですが、焼くのがかなり難しく、一般的な窯焚きの方法では、なかなか赤い色には発色しません。
赤といっても、真っ赤ではなく、褐色がかった色で、奥行きのある色合いだとは思いませんか。
  


Posted by ch10822 at 11:39Comments(0)趣味/陶芸